2017年 学芸事業部活動履歴

子ども劇場・おやこ劇場WS

宮城県内子ども劇場・おやこ劇場主催の高学年交流会にて、
WSを実施しました。

自己紹介から始まって、
まねっこ、拍手回し、名前回し、
ナイフとフォーク、
二人で一つのものになる、
遊園地を作って各チームで遊び合って終了しました。

様々な地域と学年の子ども達と汗だくになって遊んだ後、
お母さん方が作ってくれたおにぎりを美味しくいただきました。

日時 2017年7月21日(金) 10:30~13:00
場所 岩沼市玉浦コミュニティセンター
   岩沼市恵み野2-3

内容 10:30~12:00 劇遊びワークショップ 講師:野々下孝
   12:00~13:00 昼食交流会 

 

東北大学学友会演劇部 引き出しを増やすためのWS

日時   7月5日17:00~20:30

会場 川内ホール

対象 部員6名

「演技をする上での引き出しの少なさに悩んでいます」という課題を解決するワークショップを実施。柔軟運動から、手足を「なり」にすること、地面と直角に腰を立てること、真横に首を立てることなどが、身体をマッピングし、自己の身体感覚に客観性をもたらすことなどを声がけ。

発声から言葉のコミュニケーション以前の音のコミュニケーションを実施、聞くことの重要性、受け取ること、相手を欲することを声がけ。その後滑舌を使用して、相手にシュチュエーションとともにコミュニケーションするワークを実施、キャラクターや行動、感情など伝える側にも色々な手法があり、受け取る側は瞬時に相手に反応することを声がけ。

その後、空間把握から、ストップモーションをいろんな声がけで実施、そこからナイフとフォーク、くっつくゲーム、隙間を埋めるゲーム、2人で1つのものを作る、写真作り、動画再生を実施。

最後は、照明と音響ともコミュニケーションをとりながら、相手と影と星座で神話のストーリー作成に挑戦。

そこにあるものすべてとコミュニケーションすることで、引き出しは無限になることを伝えて終了。

俳優は、聞く、見ることで世界を受け入れることが、初めの一歩であり、すべてを受け入れることができる稽古場という場所には俳優が不可欠であることを伝えました。

次回公演が楽しみです。

 

以下公演詳細。

 

2017年度新人公演「今度は愛妻家」

原作:中谷 まゆみ

演出:佐々木 彩佳

【キャスト】

寺島舟、石富雅士、磯崎良、小町和花、齋藤芽衣、高橋淳也、仲谷絹、奈良亮祐

【公演日程】

816() 14:00/19:00 17() 14:00/19:00 18() 休演日 19() 14:00/19:00 20() 14:00

【場所】

東北大学川内北キャンパス川内ホール104号室

 

https://twitter.com/tonpei_drama

三桜高校OG劇団ブルーマー 創作WS

日時 7月2日 18:30~21:00

会場 長町南コミュニティーセンター

対象 三桜高校OG4名

「痺れ、感覚がなくなる」をテーマにワークショップを実施。一つのワークからシーンができる創作ワークショップ。寝にょろから身体の痙攣、滑舌から舌の麻痺、耳を塞ぐ行為から聴覚の痙攣、全身に痙攣を移動させていくことで自分の存在意義の麻痺、ダンスのポップを入れることで心臓の痙攣などに取り組みました。

後半は、照明を3つ使用して、世界が痙攣し始める様を表現。最後には世界の音が麻痺する様をスピーカーを高速で回転させることで試みました。

女性性や、青春な感じを漂わせつつ、麻痺というテーマに取り組む彼女たちに期待です。

『特別な芸術』体験ワークショップ

日時 6月11日 19:00~21:00

会場 せんだい演劇工房10-BOXbox-1

参加者 19人

 

本公演で上演されたフリーエチュード「俺じゃない」を体験していただき、その後チームに分かれ発表を行いました。

進路相談会(講演会・説明会)

日時 31710:55~12:37

会場 岩手県立 花北青雲 高等学校

対象 高校2年生168

ゲストティーチャーとして、仕事での成功、失敗談を話し、生徒一人一人が言動に責任を持ち、 他人を思いやる心や、豊かな心を育み、さらに職業観、社会観を 育成することを目的とした進路相談会でした。  

三桜高校集団創作WS

日時 3169:00~13:00

会場 三桜高校

対象 高校1年生7人、2年生7

柔軟運動、筋力トレーニングの意図と方法についてレクチャー後、実施。

「歩く」という行為を使用して、抽象的なシーンを、集団創作。

流れとしては、1人で創作、2人で創作、最終的に1チーム7人でシーンを創作し発表を行いました。

他者と擦り合せる話し合いと、他者との違いを大きくする話し合いを、シーンを「豊かにする」ために実施しました。

生徒さんたちの柔軟性が、今後の演劇界の未来を明るくしてくれているようで、非常に充実したワークとなりました。

10-BOX舞台芸術見本市

演劇人交流ラボvol.1 「ポストドラマ演劇におけるテクストとは」

演劇人交流ラボVol発表公演アンケート

 

学生 男

地獄変/芥川龍之介

1 回目 

まず舞台演出も特に奇抜なところもなく、話の始まりから入りやすかったと思います。

登場人物の説明の時に、説明されている人物が台上に立つのが誰の説明なのかが分かりやすかった。全体的に順序立ててあって分かりやすかった。話の内容はタイトル通り、狂気じみていて、陰鬱としていてい少しとっつきにくかったとは思いました。あと演者さんの声のボリュームが結構変化したっていうことについていけなかったというか、僕の理解不足というのもあり、「最後、アートが政治に勝った」という救いの部分がわからなかった。あと個人的にですが、原作では時代設定が今と違うけど、ストーリーを現代風に改変しても面白いんじゃないかなって思いました。設定を変えるのがありなのかがわからないので何とも言えないですが、設定を変えることによって観客も演者もこのストーリーの理解力、感情移入の仕方も変わるかなとも思います。

2回目

こっちは舞台演出が変わっっていて、客席と舞台?ステージ?の間の照明をつけるという独特な空気感の中ストーリーが始まったので、少し話に入りにくかったです。ただ、トークセッッションを聞いて演出の奇抜さは作り手、演出した人の個性や好み、癖や変態性が出てたんだなって理解しました。ある意味その人らしい演出というか。多くの人に理解してもらえるかはちょっと分かりませんが、好きな人はすごく好きな演出に昇華できるかもと思いました。

つありこの演出は独特というかちょっとアンバランスだけど、癖になる演出というか、現段階では中途半端なので、この変態性をやるならとことん振り切った演出にしてもいいと思いました。もともと選んだ話が変態性を多分に含んでいるので、そこを特化させたい方が話のインパクトも出てくるし、演じる方もそういう方向性というのが見えた方が演じやすいのかなというか。

/太宰治

まず最初に、鴎という話を僕は知らなくて、この公演を通して初めて知りましたが、めちゃくちゃ共感でき、観ていてすごく心を動かされました。

太宰治の文章は暗くとも、本音で書かれていて、誰もが思い、悩む部分に触れているというか、普遍的というか、たくさんの人が思うことを深くまで考えられているというか、だからこそ有名な作家になれたんだなと思います。

演出に関して言えば、会場全体を暗くして声だけで演じるというのは斬新ですごく良かったと思います。ストレートに言葉が伝わるというか、作者自身の本音を複数人に分けてるってのもあり、演者の顔が見えないからこそ、先入観もなく聞けたというか。ただ舞台というリアルタイムに登場人物を動かせる表現方法なのにあまり使わずに終わったのが少し残念というか、綺麗にまとまりすぎちゃったかなと思いました。でもストリーと演出がすごくまとまっていて個人的にはめちゃくちゃ好きでした。太宰治の作品をあまり知らなかったけれど、ちょっと読んでみようかなと思える公演でした。

 

不明・不明

A1,2の発表を逆にして観たかったなあと思いました。1は状況説明が入り、分かり易かったので、2のポストドラマを先に観てどれくらい内容が理解できたか知りたかったです。

B.暗い照明と個人が判らないやり方が面白く観ました。

 

不明・不明

観ている途中に気になっていたことが、トークを聞いて納得できました。難しかったです。トークがすごく勉強になりました。

 

不明・不明

難しかったですが、とても勉強になりました。照明が綺麗でした。演劇に対して少し怖くなりました。軽い気持ちで踏み入れてはいけないなと思いました。

勉強したいと思うことが、やりたい仕事、心にきました。

 

不明・不明

ポストドラマということですが、演劇においてはドラマティック問いうことから遠ざかることが何と難しいことか、考える機会になりました。

ちょっとした言葉の効果とか仕草とかを、演劇的にすることがポスとドラマに成立しないというジレンマを感じました。

 

不明・不明

ポストドラマとは?何のためにテキレジするのか? 

A圧縮するため?テキレジした方が圧縮されるのか?

Bいろんな人の心に普遍的に残る言葉を抽出するため?暗くて静かで催眠術にかかったみたいに眠かった。

トップダウンにならないクリエイション方法、私も知りたい。

 

不明・不明

A.

B.暗いと眠くなる。

.この先に面白いものがあるのだろうか?と暗く思い悩んだ。

 

不明・不明

Aチームの1個目の方がやっぱり起伏があって面白くはありました。

ポストドラマというのがまだ良く分からないので、目指す部分がはっきりとは掴めませんでした。演出家が喋りすぎないというのはどこか納得できました。演出家の想像を超えるものを出すことは大変ですね。

 

不明・不明

演出からのトップダウンということにあーなるほどと思いました。

A1回目を観たから2回目が分かったかな(分かりやすかった)というのがありました。

B暗くすることで誰の言葉ともなりうるという感じが伝わってきました。