仙台シアターラボのメンバーは演劇の専門家としての実力を養うこと、そして職業として経済的に自立できる環境を一緒に考えていくことを目的に、日々訓練と話し合いを重ねています。
演劇には、絵画や音楽と同様に才能が求められます。そして才能の開花にはたゆまぬ努力が必要です。
まず演劇の専門家には、相応の能力が必要です。それは身体能力、声量、感情量、観察力、発想力、知識などが挙げられます。
上記能力向上のために必須なトレーニングが、柔軟運動、筋力トレーニング、発声練習などの身体訓練です。
身体訓練を行うことで、俳優に最も必要な自己観察力の養成と、身体感覚を研ぎ澄ますことが可能になります。
目指すはまず「プロとして相応の実力をもつ演劇人」です。
同時に、日本演劇界の問題である「実力相応の経済的評価が得られない」ということにも、演劇人自らが取り組んでいかなければなりません。
それには、生活の中心に演劇を据え、自分を演劇浸けにすること、生活を演劇で満たしていくことが重要です。
平日1日3時間、土日は4時間、それも本番前2カ月間のみという稽古時間で、演劇の専門家になることは不可能に近いと感じます。
仙台シアターラボは、年間を通じて週3日程度、平日5時間、土日は8時間の稽古や話し合いを行います。
まずは演劇活動に費やす時間を増やしましょう。
次に活動内容の質を向上させましょう。
プロとして相応の実力をもつ演劇人になりましょう。
そして実力相応の経済的評価を得られるような仕組みを、仙台シアターラボで一緒に作っていきませんか?