仙台シアターラボとは

 

【設立意図】 

現在地域で必要とされる舞台芸術振興は単に施設の利用者や観客を増やすだけではなく、優れた技術者や芸術家を地域から、輩出することでもあります。

そのためには創造・教育活動をする専門家が地域の施設に居なければなりません。特に、教育や普及という観点からいえば、高度な芸術作品を創造し発表していくプロセスを、意欲ある住民に公開し、どのレヴェルの表現や仕事が専門的なものであるかを絶えず示していかなければなりません。そして自分もそうありたい、あるいは体験したいという創造にたいする住民の意欲に答えていかなければなりません。

そういった考えから仙台シアターラボは、仙台市で活躍する俳優自身が企画して、演劇の魅力を伝えていくために、せんだい演劇工房10-BOXを拠点にして設立されました。

 

【集団概要】

20107月に代表 野々下孝を中心に設立。下記2つの事業部にメンバーが属し運営している。

①創造事業部:自主公演、プロデュース公演、試演会

②学芸事業部:ワークショップ(以下、WS)関連、アウトリーチ、教育普及事業

 

【コンセプト】

舞台芸術との出会いの場を作りだす。
あらゆるバリアを取り除き、誰もが芸術家と出会い、互いに刺激し成長し合うための活動を行います。

発信する。
地域の芸術文化振興のために、自らが企画・制作する自主的な文化事業を戦略的かつ継続的に行います。

創造する。
常に自由な発想と進取の精神を持ち続け、独自の創造的事業にチャレンジします。

舞台芸術の社会的な価値を拓く。
鑑賞にとどまることなく、人々との間に多様な回路を用意し、舞台芸術への幅広い参加と、その価値の地域全体への拡大を目指します。

 

【活動内容】

WSプログラムの開発・ファシリテーターの育成

WS体験、実施現場見学などを行います。またファシリテーターとして活躍されている方を講師として迎えての勉強会を行い、オリジナルのWSプログラムを開発します。

アウトリーチ・教育普及事業

「他者と自分の違いに気づく」ことや「自主性」「創造性」を育み、「学びのへの意欲」を高めることに、演劇が有効であることを活かして、WSを行います。

若い才能の育成

舞台表現をこころざす若い才能の育成に取り組み、平行して育成メソッドの体系化をすすめます。

創作・公演活動

 既成の演劇理念にとどまらず広く舞台表現の可能性を追求するとともに、世界的な表現水準を目指します。