仙台シアターラボ シア・トリエ合同公演

Fukushima Meets Miyagi Folklore Project

「みちわたる」

仙台シアターラボ シア・トリエ 20196月仙台公演 

Fukushima Meets Miyagi Folklore Project

出演者・スタッフ・サポーター募集!

オーディションWS・説明会開催!

対象 

仙台シアターラボと、シア・トリエの創作方法に興味がある方、出演したい方、演劇に興味のある方。

俳優だけではなく、演出部、制作、ドラマターグ、技術スタッフなども募集。

 

応募資格 18歳以上の健康な男女、経験不問。

未成年の方は保護者の同意が必要となります。

 

料金 無料

 

定員 10名 予定人数に達し次第締め切りといたします

 

問い合わせ・申込み 仙台シアターラボ

TEL:090-9647-4425(野々下)

mail:sendai.theatre.labo@gmail.com

下記事項を記入の上E-mailにてご応募ください。

・名前・メールアドレス・電話番号・性別・生年月日・所属・演技経験・参加希望日時

・観劇した野々下孝演出作品・志望動機200文字以内。

  

また見学のみの方も歓迎いたします。お気軽にご連絡下さい。

仙台シアターラボ シア・トリエ 合同公演

 

Fukushima Meets Miyagi Folklore Project

 

SAKURA NO SONO

 

ご来場ありがとうございました

劇評ラボ

この公演では劇評を募集します。また劇評は仙台シアターラボWEBサイトに掲載いたします。批評することも「演劇活動」のひとつです。皆様のご応募をお待ちしています。

 

【募集要項】・字数:2,000字程度 ・締切:2018年1月10日 ・投稿方法:E-mailで、件名欄に「投稿劇評」、本文冒頭に氏名(ペンネームの方は本名・ペンネーム両方)、電話番号、観劇日を明記し、仙台シアターラボsendai.theatre.labo@gmail.com にお送りください。

 

仙台シアターラボ シア・トリエ合同公演 Fukushima Meets Miyagi Folklore Project SAKURA NO SONO 劇評

 

佐々木久善

 

「汽水域」とは、淡水と海水が混在した水域のことを言い、一般的には、川が海に淡水を注ぎ込んでいる河口のような場所のことである。海水と淡水とは容易には混じり合わないため、そこでは、塩分濃度の異なる水が層を成していることが多い。また、生物も塩分濃度の変化に耐えられる独特の生態を持つものだけが生活しており、一説では生物進化の過程で、重要な役割を担ったと言われている。

「桜の園」はアントン・チェーホフの最後の戯曲である。それを原作にシア・トリエ(福島)の大信ペリカンがテキストを書き、仙台シアターラボの野々下孝が構成・演出した作品が「SAKURA NO SONO」である。会場は、中本誠司現代美術館の東館。美術作品の展示を目的とした建物なので、逆L字型に細長く、会場の端では、反対側の端が見えないという構造になっている。ただし、会場の外に中庭があり、そこを通して、反対側の窓の向こうに微かに見ることができるとも言える。

 今回の作品制作では、仙台シアターラボとシア・トリエが合同で作品を創るということ以外に、もう一つ大きな実験を行っている。それは、出演者のオーディションを行ったことだ。その結果として、三角フラスコの瀧原弘子、シアターラボの元団員・永澤真美、ダンサーの渋谷裕子らが参加することになり、単純な2劇団合同公演を超えた複雑なコラボレーションになったと思われる。

 作品は、「桜の園」の世界とは、ほど遠いアパートの一室から始まる。瀧原弘子が演じる一人の女性が、そこで暮らしているらしい。ここで特筆すべきは、瀧原がシアターラボ的な演技ではなく、彼女自身の得意とする自然な演技を貫いていることだ。これは、永澤真美や渋谷裕子やシア・トリエの佐藤隆太も同様で、演技の様式を統一せずに、それぞれの持ち味を残した演技を舞台上に混在させている。その一方で、野々下孝を中心としたコロスのシアターラボ的な演技が空間を満たす。

 これは、多様式の混在という極めて大胆な実験だ。これまでの仙台シアターラボが、演技の様式を統一することで作品を創ってきたのに対して、この作品は対極の美を追究している。仙台シアターラボとシア・トリエが一つのものになることはないと思っていたが、それが、これほど大胆に裏切られるとは、逆に清々しい思いである。しかし、最初から様式を統一するという発想がなかったのではないだろう。作品の創作過程で、それぞれの個性を活かす方向を模索した結果が、この様式の混在という表現に辿り着いたということなのだろう。その試行錯誤の痕跡が、野々下を中心としたシアターラボのメンバーの演技に残っている気がする。

 また、舞台として選んだ中本誠司現代美術館の東館は、常識的に考えれば、演劇を上演するような空間ではない。壁面に飾られた美術作品を鑑賞者が移動しながら味わう構造だ。それを端から端まで客席を設けることで、芝居全体が見える場所とその一部が見えない場所とが発生し、同じ芝居を観た場合でも、印象が大きく違うことになる。また、室内と中庭とを大胆に行き来することで、劇場は、世界へ無限に広がって行くような印象を感じさせるものとなった。

 いつもは一線が引かれ、分け隔てられているものの、境界を消し去り、越境する瞬間、それがこの作品のダイナミズムではないだろうか。

 そこで「気水域」である。そこは、淡水と海水が混在するという特殊な環境であり、特殊な進化を遂げた生物だけが生息している。

 私は「SAKURA NO SONO」を観ながら、「汽水域」のことを思った。「福島と宮城は出会えているのか?」という演劇人・野々下孝の問いは、出会いの様々な形態を模索する作品を創り出したと言える。ロシアと日本、福島と宮城、大信ペリカンと野々下孝…淡水と海水のように混在し、一部は層を成し、また一部は混じり合い、そこに棲む生物は、その環境ゆえに進化した。

 その一方で、せっかく、これだけ特殊な会場で作品を創るのなら、もっと大胆な実験に挑んでも良かったのではないかと思うところもある。

 例えば、見えない場所が発生してしまう構造を、逆に活用して、舞台の両端で、別々の物語が進行したり、シーンの順番が逆になったりするような、大胆な遊びがあっても良かったのではないだろうか。

 Fukushima Meets Miyagi Folklore Projectは、来年1月に福島での新作発表を予定している。今回の実験の成果を踏まえて、より大胆な作品創りに挑んで欲しいと心から思う。

 

 

【SAKURA NO SONOアンケート】

めちゃくちゃ頭動かして観ました。難しいお話だったと感じました。

役者さんの動きなど、全てに大きな力を感じました。(20代・女性)

 

悲しい、つらい、怒り、などの感情が強く伝わった。(不明・不明)

 

初めての感動を覚えました。登場する人物の心情に入り込みやすかったです。

言葉と感情のコミュニケーションに独特さを感じました。

一つ一つの動きやセリフに想いの重さをつきけられたように思います。

構成演劇は観るのはまだ数回目ですが、観るたびに新しい感動というものを頂いています。これはとても感謝しています。人への感情、見えない景色への意識に探求心を覚えました。

会話をすることで、その人たちの関係が良く伝わってきて、会話の中の重い思いを聴いて、いくつか心に刺さるものがありました。(10代・女性)

 

イメージが次から次へと流れていく感じでした。まるで風に飛ばされる様な。(不明・不明)

 

独特な世界観でとても幻想的でした。見せ方がとても斬新でした。(20代・男性)

 

会場の使い方がユニークでした。近いので演技の迫力を感じました、福島ローカルネタが面白かったです。

(40代・女性)

 

切なくなった。胸がキュッとしめつけられるタイミングがいくつかあった。最後の桜が散ってくるシーン、美しくて切なくて、泣きそうになりました。(不明・不明)

 

初めて観たのですが、とても感動しました。また是非観たいです。(不明・不明)

 

小道具の使い方が良かった。舞台が特殊で美術館で桜の園に使ったのはとても面白かった。俳優の表情がよかった。(20代・男性)

 

一つ一つの動きがとても細かく、凄いなと思いました。(不明・不明)

 

最後「お母さん」と手を取った時に涙が出ました。なんでだろう?答えは出ないけど。(50代・女性)

仙台シアターラボ三都市ツアー

 

特別な芸術

劇評ラボ

この公演では劇評を募集します。また劇評は仙台シアターラボWEBサイトに掲載いたします。批評することも「演劇活動」のひとつです。皆様のご応募をお待ちしています。

【募集要項】・字数:2,000字程度 ・締切:2018年1月10日 ・投稿方法:E-mailで、件名欄に「投稿劇評」、本文冒頭に氏名(ペンネームの方は本名・ペンネーム両方)、電話番号、観劇日を明記し、仙台シアターラボsendai.theatre.labo@gmail.com にお送りください。

 

【尼崎公演アンケート】

人生の苦しみの多さを感じ、その中で生きていく素晴らしさを思った。 (60歳以上・男性)

 

音楽の効果がより一層物語を深く(不明・不明)

 

新鮮な作り方の演劇なんだと、アフタートークを聞いてよくわかりました。

面白かったです‼身体能力がすごい‼(不明・不明)

 

劇の題と動きが繋がる、役者の方のあの俊敏な動き、静と動の動きにびっくり。(不明・不明)

 

大好きだった維新派の舞台を思い出しました。芥川の作品をベースにした独特の世界観と役者の皆様の表現がすごくマッチしていて、作品に完全に引き込まれました。演出の緩急が心地良かったです。(40代・男性)

 

芸術至上主義的な、潔癖というか、そういうところが若い感じを受けました。(不明・不明)

 

たまに見る意味不明の夢を、劇を見つつ断片的なイメージが繋がった。朝、目覚めて、夢をなぞる。意味不明に意味があることに気づく。奥を覗き見る不思議さ。自分というものの弱さに気づく。でもやっぱり不思議。(不明・女性)

 

すごく芸術的だと思いました。熱いものが伝わってきて、力が湧いてくるのを感じました。確かに燃え上がる炎を感じました。(不明・女性)

 

自分も大学のサークルで劇を作る者なんですが、何か凄まじいインスピレーションを得た気がします。まさに「演劇とは何かを問う物」。メリハリもあって面白かったです。エモい。非常にエモい。(10代・女性)

 

恐ろしい話だった。何故あんなに人を狂わせるような物事があるのか、事情が分からないことには、理解するのは極めて難しい。(50代・男性)

 

実に創造の狂気にあふれた舞台だった。(50代・男性)

 

村上春樹の「納屋を焼く」みたいなイメージが広がりました。胎児が抱く夢のような印象もあり不思議な気がしました。過去に生きた人々の罪悪感が、このように引き継がれていくのかと思うと、怖い気がします。それが創作をする人の業なのかという気がして、これも怖い気がしました。(不明・男性)

 

 

【東京公演アンケート】

役者の皆様の迫力に圧倒されました。直前に芋粥を読んでいたので、この台詞はあの文章を基にしてるんだというのが分かったのが楽しかったです。(30代・女性)

 

役を演じることの美しさを感じました。(20代・女性)

 

心に何か重いものがドスンときました。すごかったです。(不明・不明)

 

1年以上稽古している・・・なる程なあと思いました。謎の重量感が乗っかってました。あとは、天井が低い小屋で、閉鎖感に包まれる感覚がたまらなかったです。(不明・不明)

仙台シアターラボ 2018年企画

2018年も演劇の魅力を伝えるために、様々な活動を精力的に行っていきます。

2018年 演劇部支援事業

2018年 文化庁派遣事業

2018年6月 仙台シアターラボ シア・トリエ 合同公演                                            Fukushima Meets Miyagi Folklore Project #1 SAKURA NO SONO

2018年11月 NPOピコせんサポーター『ピコせん子ども演劇祭』

2019年1月 仙台シアターラボ シア・トリエ 合同公演                               Fukushima Meets Miyagi Folklore Project #2

写真集『仙台シアターラボの軌跡』

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